「首相」と「総理大臣」の違い、ちゃんと説明できますか?
私は子供からの質問に悩みました。
自分が思っていた事と違うと困りますからね。
間違った事は教えられませんから、宿題にしてもらい、調べてみました。
首相と総理大臣の違い、なぜ首相と総理大臣って言い方があるのか?
じゃあ大統領って何だ?
など、調べてみましたが、複雑に説明されても余計に解らなくなるので、解りやすい言葉でまとめてみました。
「首相」と「総理大臣」の違いとは?
首相と総理大臣と言う言葉がありますが、同じ人物を指す言葉だと言う事は知っていますか?
ここが改めて聞かれると、「あれっ?」って思ってしまう時があります。
総理大臣の正式名称は、内閣総理大臣。
首相と言うのは、内閣総理大臣の通称。
どちらも英語では「Prime Minister」(プライム ミニスター)と呼ばれます。
日本では、内閣総理大臣を選ぶ時、国民投票では選ばれませんよね。
国会の決議により国会議員の中から、指名されて選ばれます。
国会の決議で指名すると言う法律によるものです。
憲法で定められているからです。
行政の担当大臣の中のリーダー的存在になります。
「首相」と「総理大臣」の使い分けポイント!
法律上、内閣総理大臣が正式名称と言う事で、日本官職名と言う事になります。
海外では、行政のトップを首相とか大統領と呼びます。
つまり、日本国内では内閣総理大臣ですが、外交などの海外が相手の時は世界共通の言い方の首相となります。
首相がいる国はどの国も、議会で選ばれています。
これは民主主義の基本で、三権分立の考え方によるものです。
「三権分立ってなんだっけ?難しそうで良く解らない。」
と言う方にも解りやすくサラッと説明しますね。
三権分立とは?
三権分立とは立法・行政・司法の三権のことです。
立法 → 法を作るところ(国会)
行政 → 法をもとに、国民が幸せに暮らせる様にするところ(内閣)
司法 → 法がちゃんと守られているか判断するところ(裁判所)
三権の一番偉い人は、
立法 → 衆議院議長
行政 → 内閣総理大臣
司法 → 最高裁判所長官
三権の一番偉い方達のトップが内閣総理大臣になります。
三権分立によって、一人の権力者(支配者)を作らず、バランス良く物事が行われる様になっているのです。
では大統領とはどんな人?
首相と言う言い方ではなく、大統領と言われている国もありますよね。
英語では「President」(プレジデント」と呼ばれます。
大統領の場合は、選ばれ方にかなり違いがあります。
アメリカ合衆国で大統領を決める時って、日本でもかなり話題になるので知っていると思いますが、国民投票で決められて国の代表となります。
大統領がいる国は、国家元首が存在しません。
日本の場合は、首相がいて国家元首がいます。
国家元首は天皇陛下の事です。
首相は国家の最高責任者となりますが、日本のトップと言うわけではありません。
日本で一番偉い人は天皇陛下になります。
まとめ
国によって、首相だったり、大統領だったりまたは、首相も大統領も存在する国もあります。
一つ一つの国を理解するのはかなり難しく、その国での役割まで理解する必要があるからです。
しかし自分の国だけでもしっかり把握しておきたいですよね。
以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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